めも

某有名蔵元が、三笠産業の関連会社から米を購入して
被害にあったと言います。
しかし、これは単にその蔵元が被害者とも言い切れないのです。
恐らく安かったのでしょう。
故に買ったという構図です。
およそ考えて欲しいのは
本当にいい酒を造ろうとしたら、酒を醸造する杜氏自身が
米を吟味するものではないでしょうか?
無論、蔵主の意向もありましょうから、
一概に杜氏の意見だけで酒が造れるわけではないのです。
しかし、いくら蔵主の意向とはいえ、
酷い米でいい酒が造れるはずもないのです。

本来醸造を始める前にお米を見てみるものです。
手にとって米の出来を見るものです。
米の出来不出来によって発酵の温度の調整を行うものです。
つまり名前の挙がった某酒造は、米の出来不出来すら見ていなかったのです。
手にとっておかしな米があれば分かるものです。

(中略)
特に三笠産業は精米業者。 精米は三笠産業が行ったのでしょう。 しかし、いくら三笠産業が精米したと言っても 手にとってみれば屑米の混入は一目瞭然です。 まあ誤魔化された蔵元も もしも誤魔化されたのであれば、かなり、米を見る目がないのでしょう。

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