やはりこの時期を狙ってのこと?

昨日の国籍不明潜水艦領海侵犯事案は、極めて深刻な事態と受け止めています。仮に潜望鏡を上げていたのが事実であるとすれば、実に大胆不敵というか、我が国も軽く見られたものだというか、このような事態に対し、もっと速やかな対応がなされなくてはなりません。
 しかしそもそも、我が国の防衛法制は、潜没潜水艦に対し必ずしも有効な手段を備えていません。この問題は私も過去何度も提起をしているのですが、その都度うやむやなままに終わっています。法制を明確に整備すべきか、それは領空侵犯措置類似のものなのか、それともそうではなく現場において採るべき措置をあらかじめ政府として定めておくべきか、議論の分かれるところですが、なにも考えないで出たとこ勝負というのが一番いけません。
 現場の自衛官に過大な負担を与えることは避けねばなりませんし、そもそも国家としての対応すら決まっていないようで独立を保つことはできない、と私は信じています。この決定は内閣総理大臣の強いリーダーシップが必要であり、そのためにも今度の総裁選は全力で戦いぬかねばならないのです。

領土と国民: 石破茂(いしばしげる)ブログ

即刻撃沈しろ、とまでは言いませんが、みすみす見逃してしまいました、というのも困ったものです。


確か領海を侵犯した船に対処するのは海上保安庁の仕事だったはずですが、潜没潜水艦に対して海保は有効な手段を持っていないのですから、これは海自で対処できるようにしてほしいですね。
別に戦争は好きではありませんが、現実に防衛にお金をかけているのだから、きちんと使っていただきたい。